severin serge info
[SEVERIN SERGE]
変態レザーアーティスト『セヴラン』によって生まれた異色を放つ奇妙なレザーブランド。コンセプトやディテール、マテリアルなどを紹介します。デザインコンセプトには「斬新かつ美しい変態」「大人の中の子供」「人を笑顔にさせるデザイン」「ちょっとだけエロス」など、様々なスタイルから個性を剥き出しにしています。制作コンセプトには「究極のハンドメイド技術」「最高級」そして「究極のコバ仕上げ」と「クチュールセリエの総手縫い」「最高品質」「歴史に残る作品」に徹底的にこだわった、決して妥協しないモノ作りという姿勢で作品をリリースしています。 |
|
|
|
severin serge info
SEVERIN SERGEはヨーロッパ伝統技術を持つ、革工芸作家であるセヴラン氏によって2001年よりスタートしました。100%ハンドメイドによる徹底的にこだわったモノ創り。従来のレザーアイテムとは全く異なる、おかしなセンスをもつデザイナーが生み出す個性的なデザイン。
今までにはない斬新なデザインによるレザーアイテムと、ベーシックなデザインによるアイテムの2つの方向性による作品を生み出しています。SEVERIN
SERGEは今まではとは違う「見ていておもしろいもの」、「個性的でカッコ悪いようで、美しくカッコいい」、そして「最高の品質」をコンセプトにし、新しいレザーアイテムを生み出すことを第一のコンセプトにしています。そして100%ハンドメイドであり、コンセプトに基づくポリシーを持った作家が全ての作品を一つ一つ丁寧に作る。そして、生産性やコストパフォーマンスよりも熟練した職人による手作業を最優先し、完成度の高いモノ作りをするという姿勢は、まさに「HAND
MADE IN JAPAN」にこだわるブランドスピリットと言えるでしょう。日本が世界に誇る最高クオリティのレザーブランド、そして個性的で「変」なデザインのブランドとして、確実に次世代を作るブランドであることを目指しています。そして、常に今までのレザーブランドになかったデザインを追及し、決してカテゴライズされることのないオリジナリティの高いブランドを目指していきます。 |
severin serge info |
|
選りすぐった天然植物性タンニンなめしの本牛革
SEVERIN SERGEが素材に求めたものは、『頑丈』と『使い込むことによってでる味』。そのため、素材にはこれら二つの条件を満たした、天然植物性タンニンでゆっくりなめしたフランス原皮、イタリア製の最上級の本牛革を染料だけで、すべて手染めで染色し、オイルや蜜蝋を染み込ませ仕上げています。 |
|
手作業による染色
染色は全て染料だけで、熟練した職人が手染めで仕上げています。そのためやや色落ちしますしますが、反面使い込むに従って傷も消え、艶が増し、色が鮮やかになり、革本来の風合いを楽しむことができます。 SEVERIN
SERGEではオールハンドメイドに拘わり、染色も染料で手作業で刷毛で手染めしております。 使い込むにつれデニムのように少しづつ色が落ち、その後ベジタブルタンニンが紫外線と反応し、
その後はさらに色が濃くなっていったり、裏面はあえて革本来の味を楽しめるようナチュラルのままにし、革本来のエイジングを楽しめるようにする為です。 その為、革の銀面のみを染色しております。
染料で染めるのではなく、塗料か顔料を塗るか、なめしの段階で染料に漬け込み、
革の断面も全て染めた革はエイジングが出来ない為です。
|
|
ハンドカット
裁断は全て手作業によるハンドカットです。その為、下の革と上の革に0.5ミリの『差』を作ったり、金具のあたる部分だけわずかに斜めにカットするなどの、微妙なギミックを施しています。革には繊維の方向や目があります。それを読み取り、厳選した箇所を使用するのも、熟練した職人によるハンドカットのなせる業です。 |
|
全てのパーツのコバ仕上げ
コバ仕上げはSEVERIN SERGEの最もこだわっている技法の一つです。「磨き本仕上げ」、「切目仕上げ」と呼ばれ、革の端をヤスリで面を整え、ヘリ(角)を落とします。そして鏡のような感触になるまで丁寧に磨きをかけ、染料で重ねて色をさしてから蜜蝋で仕上げ、最後にコーティングをしています。この一連の作業を何度も繰り返し、気の遠くなるような時間をかけて仕上げ、美しいコバになります。 |
|
クチュールセリエ(サドルステッチ)による総手縫い
縫製は、全てクチュールセリエと呼ばれる技法を用いています。クチュールセリエとは英語ではサドルステッチと呼ばれる手縫いの技法で、ヨーロッパの職人が馬具を作る際に用いていた技法です。一針一針丁寧に縫製しているので、縫い目はとても綺麗に仕上がります。手縫いはミシン縫いと違い、2本の糸が独立して革の縫合を支えているため、どちらかの糸が切れたとしても、もう1本の糸がしっかりと革の縫合を支えていますので、ほつれることはありません。 |
|
セヴランオリジナルの亀甲縫い
亀甲縫いはSMの亀甲縛りからインスピレーションを得て考案した独特の製法です。常日頃から女性を亀甲縛りしている縄師でも意味がわからない程に複雑な製法で、セヴランにしかその独特の縛り方がわかりません。エロスと製法が融合した、正に変態だけが成せる業です。 |
|
蜜蝋を染み込ませた手縫い糸
手縫い糸には蝋引き糸と呼ばれるとても丈夫な手縫い専用の糸を使用しています。この糸は蜜蝋を染み込ませており、もっとも丈夫な糸ですので、切れることはほとんどありません。色は白と黒の他に、茶、こげ茶、グレー、赤、青、黄、緑、紺、ピンクなど、さまざまな色があります |
|
キラキラ輝くラメラメステッチ
世界初の特殊なポリエステルのフランス製ラメステッチ。非常に丈夫で切れることはほとんどありません。輝くステッチがとても可愛いです。 |
severin serge info |
|
ベジタブルタンニンレザー
SEVERIN SERGEが天然植物性タンニンなめしの皮革にこだわる理由は、生きている皮革を使用するということです。ほとんどの大量生産された皮革製品に使われている化学薬品を使用したクロムなめしの革は水や汚れに強く、コストや手間がかからないというメリットがあります。しかし、それらの革は新品の状態がベストで、後は劣化していくだけという革本来の楽しみを楽しむことはできません。ですからSEVERIN
SERGEの作品は、すべてフルベジタブルタンニンでなめした皮革を使います。ただ綺麗な色をだすために顔料を塗る等の科学的な加工をしない状態で、手作業でオイルや蜜蝋を加えグレージングし、染色も塩基性染料だけで手で染めています。その為、使い込むに従って艶が増し、手に馴染み、革を育てるという皮革の楽しみそのものを味わうことができます。それが「本物の革」というコンセプトに基いた作品創りのデザイナーのポリシーです。
ベジタブルタンニンバックレザー
通常使用しいるベジタブルタンニンレザーの表面を0.3mm漉いた、タンニンバックレザーもとても美しく強靭です。作品のプライスは通常のタンニンレザーよりとてもリーズナブルになります。
どんな革でも
その他ブライドルレザー、コードバン、アリゲーター、クロコダイル、パイソン、ハラコ等、どんな革でも使用できます。オーダーの際にお気軽にご注文ください。 |
|
「CHASTITY」」
新品(レッドブラウン) |
「CHASTITY」」
(レッドブラウン)
2年使用後、新品艶が増し、色が鮮やかになっています。 |
「FRAN KEY」
新品(ボルドー) |
「FRAN KEY」
(ボルドー)
2年使用後、汚れて黒ずみましたが艶がでています。 |
|
|
「KETU KING」
新品(ナチュラル) |
「KETU KING」
(ナチュラル)
2年使用後、飴色に焼け、艶が増しています |
「KETU KING」
(ナチュラル)
3年半使用でここまで味が出ます。
糸は切れませんし、コバ仕上げも美しく保っています。 |
|
|
メンテナンス
天然植物性タンニンなめしの皮革は、クロムなめしの皮革と違い、皮膚呼吸をしています。つまり革が生きているのです。その為、きちんとメンテナンスをして大事に育ててあげると、とてもよい味がでて愛着が沸くのもこの皮革の特徴です。しかしこの皮革にはクロムなめしの皮革と比べ、傷や汚れ、シミが付きやすいという欠点があります。残念ながら大きな傷が付いてしまうと元には戻りません。ですが使い込み、味がでるに従って目立たなくなり、それが逆に良い味になることもあります。汚れやシミは軽いものなら乾拭きすると大抵は目立たなくなります。強いシミ等が付いた場合は、全体的にぬるま湯で湿らし、自然乾燥させてからオイルを塗ってあげてください。基本的には毎日使っている場合は手の油を吸収していますので、それ程オイルは必要ありません。水分不足により乾燥している場合は、ニーツフットオイル等を指にのる程度の少量を全体的に伸ばしてあげてください。ただし、塗りすぎは絶対に避けてください。タンニンなめしの皮革は皮膚呼吸をしていますので、塗りすぎると目詰まりを起こし、革が本来持っている油分が表に出てこなくなり、逆に艶が失われてしまいます。上手に育ててあげるととても良い味がでて、完成されていきます。大事に育てていただけることをSEVERIN SERGEは願っています。 |
|
Atelier:
〒065−002
5札幌市東区北25条東16丁目4-3 S×H×O 3B
Fax:011-785-2066
info@severin-serge.com |