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Designers voice


 セヴランの語るSEVERIN SERGEというブランドの進む道と、セヴランというレザーアーティストについて



過剰品質とデザイン

over quality and design
皮革工芸品に必要なもの

SEVERIN SERGEの作品で一番重要なのはまず圧倒的な美しさ。

裁断や縫製は1mmのミスも許せない。総手縫いで縫い目の一目一目が美しく揃っていなければいけない。ミシンでは駄目だ。ミシンの場合、蝋引き糸が使えず、一度切れると一気にほつれるし、穴のピッチは狭くなり、穴の数も多くなり革の強度が落ちる。第一、見た目が安っぽい上に美しさや高級感といったオーラがない。最高を目指せばクチュールセリエによる総手縫いになる。
コバの仕上げは特に美しさが大事だ。完ぺきなツルツルピカピカになるまで何十時間でも磨き上げなければいけない。切りっぱなしで磨いていないコバは駄目だ。仕上げていないコバは耐久性がないし、見た目も美しくなく、凄まじい高級感というオーラがない。裁断したコバは全て、エッジを落とし、何度も磨きこみ、蜜蝋と樹脂で仕上げる切目本仕上げをして、はじめて作品が完成する。ハッキリ言ってコバが全てと言っても過言ではないくらい、コバ命だ。


SEVERIN SERGEのデザインで一番重要なのは美しさと面白さ。

ぼくのデザインの世界観は2つの方向性を追求する。1つはシンプルで機能的で美しいデザイン。これは革製品には重要なことで、簡単なようで奥深く、革にとっては切り離せないデザイン。
もう1つは、SEVERIN SERGEの特徴である圧倒的な個性を放つ斬新なデザイン。ただ単にぼくが欲しいデザインをつくっている。ぼくの世界観を表現する。
SEVERIN SERGEの斬新なデザインは『面白さ』がなくてはいけない。笑われるデザインではなく、笑わせるデザインにもっていきたい。人を笑顔にさせる作品をつくりたい。作品のタイトルに映画のタイトルをもじったものや、ダジャレが多いのもこのためだ。できるだけ、この世にないデザインを創造していきたい。ただカッコいいだけのデザインではダメだ。
よく宣伝文句で『シンプルなデザインは飽きがこない』と言うけど、あれは嘘でシンプルな「だけ」のデザインは「飽きる」という気持ちを感じるほどそもそもそのデザインに惚れる要素がない。斬新で個性的なデザインは、シンプルなデザインとは比較にならないほど惚れさせてくれる。そうして惚れたデザインは、愛着も比較にならない。膨大な時間が流れ、その愛着が徐々に薄れてきた時に、はじめて「飽きる」という気持ちになる。最初からまあまあ好きで永遠に飽きることのないデザインより、たとえいつか飽きることになったとしても圧倒的な個性を放ち熱狂的に溺愛させてくれるデザインがつまり、「面白い」ということだと考えている。そもそも革製品業界のデザインはつまらなすぎるし、疑問を感じざるをえない。なぜいわゆる「ふつう」のデザインのものばかりなのか。巷の革製品はシンプルなだけで非常に地味で似たり寄ったりのオッサンデザインばかりの革製品ばかりだ。ハンドメイド系も全部同じに見える。『ナチュラル』の『サドルレザー』で『白のシニュー』で『ごついバイカーウォレット』。こんなのばかりだ。正直、まったく面白くないうえに、とてもオシャレとは思えない。そんなものばかりつくっていては、若い世代に興味をもってもらえないと思う。ただでさえヨーロッパと違って日本ではマイナーなわけだから、若い職人が減ってしまうと、ますます若い世代に伝わらない。若者が使えるデザインで、日本の若者に興味を持ってもらい、「革の魅力」や「ものの良し悪しを見る目」、「新しいデザイン」などに興味を持ってほしいと思っている。日本人はものを見る目がない。自分の目で見て、自分の頭で考えて欲しい。そして自分の世界をもってほしい。そのために、ある種の「変なもの」をつくっていくのがぼくの役目であり、それが「時代を変える」ということに繋がっていってほしいと思う。
セヴラン
Severin

レザーアーティスト
Leather artist
カリスマ変態

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